2013年9月4日水曜日

親から見た虐待(2) ~予防と対処~

今回は虐待の予防と実際に起こった際の対処についてお話しましょう。

 

予防


まずは虐待が起こらないようにすることが大切です。
当事者だけでなく、周りができるサポートについても見てみましょう。

・ 当事者
困ったときは親や友人、保健師、産婦人科の医師などに相談しましょう。
初めてのことがたくさんありますから、わからないことやうまくできないことがあって当然です。
また、周りに協力してもらい、自分だけの時間をとるなどリフレッシュする時間も大切に。

・ 家族
主に子育てを担当する親が一人で抱え込んでいる可能性があります。
母親にまかせきりになっていないでしょうか?何か困っていることや手伝えることはないか聞いてみましょう。
また、子育てをしていることを当たり前だと思わずに、感謝したり、頑張っていることを評価し、言葉で伝えてみましょう。

・ 周りの人
時々連絡をとってみましょう。当事者のグチを聞いたり、代わりに子どもと遊んだりするだけでも、随分お手伝いになります。

・ 相談機関を利用
ほとんどの自治体、家庭支援センター、教育センターなど公共の施設で子育て相談、教育相談を無料で行っています。
気持ちを話したり、子どもとの接し方を学んだり考えたりできます。
ママと子どもが参加できるグループワークで、子どもとの遊び方、あやし方を教えてくれるところもあるようです。

 

起こってしまった際の対処


虐待をしてしまっている親の多くが、虐待をやめたいと思っています。
でも、一度虐待が本格化、習慣化してしまうと、なかなか本人の力だけではやめることができません。
そんなときは専門家のサポートが必要です。

・ 病院で治療を
もしお子さんに怪我をさせてしまったら、すみやかに病院へ連れて行きましょう。
そのままにしておくと、後遺症が残ったり、命に関わったりすることもあります。

・ 通報する
配偶者が虐待をしている場合もあります。
自分で止められない場合は児童相談所に通報するのもひとつの方法です。

虐待を防ぐこと、止めることはできます。
周りと協力して、虐待を少しでも減らしていきましょう!



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