今回はこころの病で休職中の様子や対処について、お話します。
こころの病とは
こころの病とは、心理面が原因によって起こりうる病気です。
「うつ病」
耐え難いほど落ち込んだ気分が続き、何ごとにもやる気や興味を失ってしまいます。
「神経症」
強い不安を覚えたり、発作に襲われたりすることによって、パニック障害などを引き起こします。
「心身症」
胃痛や頭痛、機能障害など身体症状として表れます。
これらはストレスが主な原因となって起こる病気ですが、人間関係、環境など様々な要素が含まれると考えられています。
休職初期
休職したばかりの時は、身体が思うように動かないという方も少なくありません。
朝、起きようと思っても思うように身体が動かなかったり、食欲がなかったり、薬の副作用から眠気があったり身体が重かったり…症状は人それぞれです。
症状によっては、自分のことを怠け者のように感じてしまうかもしれませんが、休職しなければならないくらい身体やこころに負担を強いてきたからこそ、今は休養が必要なんだと思いましょう。
休職中期
薬は服薬を始めてから2週間は経過をみないと、その薬が合っているのか、効果があるのか分かりづらいかもしれませんが、服薬・休養が充分にとれ始めると落ち着いてくることが多いものです。
気をつけてほしいのは、こころの病は風邪などとは違い、一気に治る・良くなるというものではなく、治療期間も症状や経過によって人それぞれだということです。
体調の良い日もあれば、すぐれない日もあります。
症状が落ち着き外出できるようになると、病院と平行してカウンセリングを受けたり、グループケアに参加される方もいます。
ご自分に合った治療方法を、主治医と相談しながらすすめていくことが大切です。
あせらず休職中は充分な休養を取り、体調の回復・改善に努めましょう。
次回は、復職についてお話します。
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