2013年10月16日水曜日

セクシュアル・ハラスメントに、遭っていませんか…?

道徳心やモラルのない行為により相手を不快にさせる「嫌がらせ」。
これをハラスメント(harassment)と表現することがあります。

青年期初期以降からハラスメントに困っている人が多く、メンタルヘルスの分野でも大変注目されています。

 

ハラスメントとイタズラの違い


ハラスメントと似たような行為に「イタズラ」があります。
ハラスメントとイタズラの違いについて、前者は意図的に不快にさせられた受け手側の認識を言い、後者は相手に迷惑をかけた行為者側のことを指します。

例えば、飲み会で上司であるAさんが場を盛り上げるために、突然部下であるBさんを巻き込んだ場合、人前で緊張する性格のBさんは仕方なく一緒にこの場の雰囲気を盛り上げることになります。
Aさんは、その場を盛り上げることができたので満足していますが、Bさんはとても苦痛を感じています。

このように、行為者がハラスメントのつもりではなくても、受け手の捉え方次第でハラスメントになりえるのです。

 

パワーハラスメントとセクシュアル・ハラスメントのつながり


ハラスメントはセクシュアル・ハラスメント(以下、セクハラ)、パワーハラスメント(以下、パワハラ)などを含む広い意味を持ちます。

セクハラが発生しやすいとされるパワハラは、上の者が職権や地位などの権力を使い、仕事の域を超え、下の者に対し人格的な批判や嫌がらせ等をすることで、生活・職場環境を悪化させる行為とされます。

多くの人は、上司の性的嫌がらせを拒否することで、仕事に影響が出るのではと恐れている現状です。上司が権力を使い、部下に性的関係をせまる行為は、パワハラがエスカレートしてセクハラに至るというプロセスを表しています。

そのため、セクハラ防止には、パワハラに敏感になって未然に防ぐことが必要とされます。




その他のおすすめの記事


「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」など心の悩みを専門家に相談できます




2013年10月9日水曜日

「気が合わない…」信頼できる担当医に出会うには(2)

前回は、担当医の選び方のポイント、信頼関係のお話をしました。

担当医と信頼関係が築けないと、これでいいのだろうかと不安にもなり、気持ちも落ち込みます。
前回もお伝えしましたが、信頼関係が築けないようであれば、担当医を変えてみるのもひとつです。

信頼がおける方と巡り会うと、ご自身も安心することができ、症状の改善、問題の解決へと結びつくことができるからです。

 

ドクターショッピング


ドクターショッピングという言葉を聞いたことがありますか?

理由は様々ですが、「症状は出ているのに、原因がわからない」「説明不足による不信感」「症状のつらさを聞き入れてもらえない・理解してもらえない」など、相談する医療機関を次々と変える事を「ドクターショッピング」と言います。

ドクターショッピングの場合、今までの経緯などが担当医にきちんと伝わらずに、結果解決に至らないケースもよく見られます。
担当医を変更する場合、同じ医療機関であれば、データは引き継がれますので、今までの経過は伝わりますが、他の医療機関の場合は、今までの経緯、内容、薬の有無など、自ら伝えていかねばなりません(日頃から治療メモなどをつけておくことが大切です)。


担当医との信頼関係を構築できてこそ、症状の改善や問題解決につながっていくということを覚えておいて下さいね。



その他のおすすめの記事


「担当医」「治療」「医療機関」など心の悩みを専門家に相談できます




2013年10月2日水曜日

「気が合わない…」信頼できる担当医に出会うには(1)

医療機関にかかって、問題が解決したり症状が軽くなったりすると良いのですが、時には担当医と気が合わない、信頼できないということもありますよね。

どうすれば、信頼できる担当医に出会うことができるのか、信頼できる担当医とはどういうものか、ここではお話します。

 

担当医の選び方


あなたの担当医はいかがですか?チェックしてみましょう。

・治療の進め方、方法、薬について具体的に説明してくれるか
・どんな分野に詳しいのか、何を専門にしているのかを教えてくれるか
・親切に対応してくれて、話をしていて安心できるか
・こちらの思っていることを自由に話せて、批判や非難を受けないか
・周囲のことも視野に入れた対応方法を考えてくれるか

 

担当医との信頼関係1


担当医との信頼関係は、正直に症状や気持ちを伝えることでつくられていきます。
しかし、気持ちを話しても担当医が受け止めてくれない、あるいはしかるべきリアクションがない、症状が一向に改善されない、などの場合は、担当医が多い機関なら担当医を変えてもらいましょう。
そうでない場合は、他の医療機関・相談機関を考えてみることをおすすめします。

 

担当医との信頼関係2


気をつけなければならないのは、担当医に信頼がおけないまま治療を続けていくことによって、二次的な症状も起こりえるということです。
担当医や医療機関を変えることを、自分で決めるのが困難であれば、家族や周囲に相談したり、相談機関を利用したりしましょう。担当医を変えることによって、症状の改善、問題の解決に至ることもあるからです。

お互いの信頼と理解を深めながら進めていくことができる担当医に出会うこと、治療を進めていく上で欠かせないポイントです。

次回は、担当医を変えることのメリット、デメリットについてご紹介します。



その他のおすすめの記事


「担当医」「治療」「医療機関」など心の悩みを専門家に相談できます